もし後輩から行政書士がもうからない理由を聞かれたら。

今回の記事は過去の自分と後輩に聞かれた場合のことを想定して書き上げました。

 

 

 

ぶっちゃけると仕事がないから儲からない。
顧客や関連士業の繋がりが弱く絶対数も少ないから紹介の仕事が回ってこない。
営業をしようと思っても何をすればいいのか分からない。
ネットの知識が不十分でSEO対策が出来なくて、事務所サイトに濃いアクセスが来ない。
業務に自信がないから自信をもって営業も広告を打つことができない。
ニーズの無い業務をメインに取り扱っているという所でしょうかね。


 

この中でも一番深刻なのが業務に自信がないことだと思います。
行政書士事務所の経営が上手くいかない全ての元凶は業務が分からないから自信がない事です。
やったことがないから業務のイメージが湧かない。
運よく業務を受注しても仕事が分からないから放置したという事例は懲戒事例で頻繁に掲載されています。
即独が多い行政書士が一番最初にぶち当たる壁です。

 

私の場合は行政書士会の支部活動を通じて、信用できる&仕事を教えてくれる先輩が出来たので何とかなった次第です。
周囲で専業で食べている人は、先輩先生に仕事を教えてもらったという人が多いです。(ほぼ全員)
また出来た書類をチェックしてもらえるだけでも有難いです。

 

最初のころは先輩に同行してもらって仕事を共同で遂行する事で実務の知識を付けていきました。
それ以外では先輩の事務所で修業させてもらったという人もいます。
このサイトでも新人行政書士が修業先を見つける方法を書いていますの宜しければこちらもどうぞ。

 

そんな風に教えてもらえる先輩の存在は貴重です。
向こうも忙しい人が多いので、この様な人に出会えないのが現実です。
先輩先生からすれば、メリットがないのでヤンワリとお断りされてしまいます。

 

 

 

余談ですが、たまに事務所の電話で明らかに素人ではない感じの人から問い合わせがあります。
仕事を受けたけれどもやり方が分からないから見ず知らずの同業者に電話して質問するのです。
妙に専門用語が多く質問が具体的すぎるので即座にわかります。
仕事で疑問を持った場合に質問できる人が居ないと
このような電話を掛けて同業者のブログのネタにされてしまいます。


 

 

行政書士の財産は人脈や人との繋がりであると私は確信しています。

 

やれるとは言えない、けどやるしかない

儲けられない行政書士は自信がない。

 

自信をつける方法は、実務を経験するしか方法がないのが現実かなと思います。
お客様から感謝され報酬を受け取ることでしか湧いてこないと思います。

 

自分の仕事がお客様のお役に立てたという実感を持てて、初めて行政書士業務が楽しくなってきます。

 

 

士業をする人は完璧主義者が多いような気がします。
どこまで実務について勉強しても、まだ足りない、知らないことが多すぎる。
もっと勉強しなければと・・・の無限ループに陥りがちです。


 

 

行政書士として生きていく道を選択した以上は、どこかで腹を括る必要があります。
やれるとは言えないけれども、やるしかない!
精神論は好きではありませんが、そう思わないと出来ないこともあります。


 

行政書士の仕事は誰にでもできる簡単な仕事か?

 

これもネットで履いて捨てるほどにヒットします。
分からなければ役所に電話して聞けばできるから、行政書士は要らないと。
実際には手引きには書かれていない書類を要求されたり、都道府県や市町村ごとに独特のローカルルールがあり、
市販されている書籍だけでは書類が作れないケースが多いです。

 

何度も役所に聞くわけにもいきませんし、電話で身元を尋ねられたり直接役所で説明すると担当官に言われることもあります。
また実際にやってみて行政書士はメチャクチャ専門性が高い仕事であることが分かりました。

 

 

 

誰だよ!
行政書士の仕事が簡単だと書いた奴は!
許認可はクライアントの事業の生命線だから、責任が半端なく重い。
単純に役所のHPにある書類ダウンロードして、書いて出せばいいってモンじゃないのに。


 

 

行政書士の仕事がない。

一昔前のネットでは散々に言われていた事ですね。
しかしながらそう言う訳でもないです、実際に新人でも仕事をガンガンやって従業員を雇わないと回らないほどに忙しい人もいます。
逆にアルバイトをしながら行政書士をしている人もいます。

 

リピートしないスポット業務ばかりだから

 

行政書士はスポット業務が中心で常に新規開拓に追われるから稼げない。
確かに税理士や社労士のように顧問契約といった毎月継続課金的な仕事が殆どないのは事実。

 

これも理由としては微妙な感じがしますね。
ある程度の業歴を積み上げていきますと、対応した顧客が増えてきます。

 

また業務を通じて弁護士や税理士や社労士、司法書士など関連士業の人脈も太くなっていきます。
このような繋がり積みあがっていきますと、仕事を紹介されることも増えていきます。
人脈は士業にとって唯一無二の財産です。

 

余計な事かもしれないけれども、顧問契約は提供者にとっては美味しいように見えるけれども、
継続課金のサービスはその場限りのスポットよりも導入するのに抵抗があります。
一度、顧問契約を結んでしまうと固定費として事務所の財政を圧迫します。

 

昨今のクライアントはクールでドライだから、顧問報酬とサービスが割に合わなければアッサリと契約を切られます。
私の知り合いの税理士さんが今は簡単に切られるから、結構厳しい商売だと言っていました。
産業カウンセラーの講習を受けた時にも社労士さんがいましたが、彼・彼女(男性と女性の社労士が居た。)行政協力で日銭を稼いでいる人が多いと聞きました。

 

 

 

今では会計事務所の顧客紹介サービスを行っている会社もあります。
紹介料が1年分の顧問報酬全額と高額です。
それほどの報酬を支払わないと継続課金契約である顧問は取れない状況なのでしょう。
マジメな話、営業を他人任せにしてしまうのは滅茶苦茶リスクが高いです。
実際に営業を丸投げして、乗っ取られた企業もあります。


 

 

考えたら私の勤務先も税理士さんを切った経緯があります。
個人商店に毛が生えたレベルの会社だったので、自分たちで確定申告ができることに気が付いたからです。
ある程度の規模の企業だと会計事務所は必須ですが、個人事業主レベルの会社だったら会計ソフトがあれば簡単に経理や税務申告ができます。

 

顧問を結ぶということは、すなわち税金関係のコストが本税と税理士さんの報酬と2倍払うことになります。
その事務所のサービスが報酬以上の付加価値が見いだせないと顧問契約をする理由が見いだせなくなります。
顧問契約は意外と厳しいですね。

 

営業をしないから儲からない

士業は人脈が命です。
仕事に繋がるような人脈が豊富ならば、営業や広告などのマーケティング活動は必要ありません。
このページを読んでいる人は、営業しなくてもガンガン紹介で忙しい人ではないと推測されます。

 

人脈が太い人も最初から強固な繋がりや信用を持っていた訳ではありません。
大抵は小さな仕事から初めて徐々に信用を積み重ねた結果です。
これはどんな商売でも同じだと私は思います。

 

信用がないから仕事がない、業務が来ないから儲からない、閑古鳥が鳴き事務所は赤字運営の火の車という奴ですね。
これから紹介で事務所が回るように頑張っている人は、まずは最初の仕事を獲得する必要があります。
ここで営業が得な人は前職で営業職をしていれば、テレアポでも飛込み営業でも以前の顧客の伝手を使うなど方法は幾らでもあります。
異業種交流会などに積極的に出向き名刺を配りまくる。(私はやったことがないから良く分からないが)

 

士業をする人は、営業関係の職種の経験者は少ないです。
私も以前は飲食店や小売店で販売職をしていましたが、営業はしたことがありませんでした。

 

ネット集客は広告を使わないと不安定で時間がかかる。

ネット集客という方法もありますが、SEO(検索エンジンで上位表示を狙う方法)は難しいです。
インターネットのスキルがないと簡単ではありません。
この世界も専門化が著しく、変化のスピードも半端ないですから片手間でどうにかなる代物ではないです。
ウェブサイトは365日24時間休まずに働く営業マンと言われています。
実際のところはクライアント候補が行政書士を探す時に検索エンジンに叩くキーワードで上位表示されないと話にもなりません。

 

また有効な濃いアクセスが発生するにも現在では半年から1年以上かかると言われています。
SEOで集客できれば低コストで仕事が入ってきますが、1年も反応のないサイトやブログに記事を更新することができる人はどれだけいるでしょうか。
どちらかというとSEOによるネット集客は他の広告と補完する関係で使用すると良いのかなと思います。

 

 

 

地域ビジネスでSEOで上位表示させることは、すごく手間と時間が掛かります。
このサイトも記事数こそ少ないですが
幾つかのキーワードで上位表示されていますが、
管理人的には文書量も多くして、キーワードも意識しています。


 

 

もっともGoogleやYahoo!でPPC広告を打てば、確実に上位に表示されます。
規約の変更があり今では上下段にしか広告が出せないので、以前に比べると広告費が高騰している傾向があります。
それでも出す人が多いので、費用対効果が高いです。

 

資金に余裕があったり事務所サイトに自信がある人には打って付けの広告宣伝活動ですね。
実際に建設業許可でも産廃許可でも内容証明なり入管申請きなどで広告を出しているサイトを見れば、お金が掛かったサイトであることがわかります。

 

行政書士ができる広告とは

 

行政書士が利用する広告も色々あります。

 

・開業日記などのブログで頻繁に登場する市役所の封筒や郵便局ATM前にある封筒に事務所名やサービス内容を入れる。
・郵便局の窓や区民センターなどの公共機関にポスターを掲示してもらう。
・開業のお知らせハガキを知り合いや親戚に配る。
・事務所の近所に開業のあいさつ(と称した飛び込み営業)をする。
・事務所オリジナルのパンフレットを行きつけのお店に置いてもらう。
・チラシを事務所周辺の家や会社にポスティングする。
・ダイレクトメールを打つ。
・FAXDM(一時期は流行った低価格でDMを打つ方法、クレームもそれなりにある。)
・グーグルやYahoo!にインターネット広告を打つ。
・地域のミニコミ誌に広告を打つ。
・業界新聞に広告を打つ(外国語新聞に広告記事を入れている先生もいる。)
・ラジオ広告を流す。
・区民センターなどの安価で借りることができるスペースで無料相談会や遺言書のセミナーを開く。
・変わり種では毎夜ごとに立ち飲み屋に出かけて話をするという人もいます。

 

一番ポピュラーなのはポスティング

行政書士が行う広告は大体こんなものだと思います。
大抵の人は上記の幾つかを併用しているのではないでしょうか。
この中で一番ポピュラーなのがポスティング活動です。
開業したての行政書士なら一度は経験したことがあります。
自分でチラシを作って、自分でポスティングすれば低コストで宣伝活動が可能です。

 

 

私の師匠も最初はポスティングから始めたと聞いてます。
中には飛び込み営業という強者もいますがレアですね。
営業が苦手な人が多い業界です士業は。
管理人も大の苦手です。


 

自分でチラシをワードやパワーポイントもしくはアドビのイラストレーターやフォトショップでデザインを作って
ネット上にある印刷屋にデータを提出すれば両面カラー印刷で5000部でも1万円を切ります。
あとはえっちらおっちら事務所の近隣住民のポストに投函してけばOKです。
運動不足も解消して健康にも良いです。

 

チラシの内容は無料相談会の開催でも無料セミナーのお誘いでもお好きなサービスを書けばよいでしょう。
デザインもGoogleの画像検索で「行政書士 チラシ」と入れれば幾らでも見本は見つかります。

 

 

 

大丈夫だと思いますが、チラシの丸パクリは駄目ですよ〜。


 

チラシの効果は、数百通配ってもゼロというケースもあります。
大体ですが1000通配り歩いて1件の相談が来れば良いほうだと私の周りでは言われています。
チラシの反応率の相場が業種にもよりますが千三つ(1000通で3件)とか万三つ(一万枚で3件)だそうです。

 

人は一人では何もできない

最近になって理解できたこと。
それは自分一人では何も出来ないということです。
出来ない部分はできる人に協力してもらって、何とかやっていけるのだと思います。

 

 

 

私も最初は業務を教えてもらった先輩に
ウェブサイトのアドバイスやチラシ作りをお手伝いしたりしています。
私はインターネットが得意で、Photoshopなどのソフトが使ってチラシを作った経験がありました。
相互協力関係を構築できたのがよかったです。
一方的な協力関係だと短期間で解消されてしまいます。


 

 

最近になってチラシ作りはフォトショップではなく、
イラストレーター(illustrator)というソフトを使うことを知りました。
イラレ(illustratorの通称)を使うとロゴや地図なども作れます。
今は仕事の合間にイラレの勉強をしています。
楽しいですよ。


 

行政書士実務の無料メールマガジン

行政書士で設ける事が難しい理由は、行政書士個人の商品力(実務能力)の弱さに裏付けされた自信の無さが原因です。

 

行政書士事務所で修行を積むことが出来れば、不安を払しょくさせる事も可能でしょう。
しかし考えてみてください。

 

試験合格者で独立開業を視野に入れた人を既存の行政書士事務所が雇いたいと思うでしょうか?
答えは否です。

 

 

最初から同じエリアでライバルになる人を給料を払って育てたくないのが本音です。


 

となれば自力で実務を勉強するしかないのが現実です。
行政書士会では格安で講習をしていますが・・・

 

所詮は学校の概論レベルの内容でしかありません。
肝心かなめの実務のやり方を詳しく教えてくれる研修は存在しません。

 

結局は自分で参考書や手引きを読み込んで勉強し、ヒアリングシートやマニュアルを作成する方法になります。

 

実務の学習の参考に、個人的にお勧めなメルマガをご紹介します。
実績のある行政書士が作った建設業許可や相続遺言業務のメルマガは非常に参考になります。

 

 

行政書士実務のおすすめ無料メールマガジン

 

 

 

実際に私が購読しているメルマガの中でも行政書士実務に特化した内容です。


ページの先頭へ戻る