自宅事務所は運転資金が少なくて済むのだろうか?

行政書士の開業を考える人の悩みで多いのが、独立した事務所か自宅事務所にするのかですね。

 

どっちにも一長一短がありますので、その人の置かれた状況で適宜に判断するしかないのでしょうね。
自宅事務所の最大のメリットは家賃が掛からないことです。

 

しかし意外と自宅事務所でもお金が掛かることに違いはありません。
行政書士はお金が掛からないといっても、本格的に活動すれば生活費を合わせると月に20万円から30万円は軽く吹っ飛びます。

 

先生自身の生活費や社会保険料に税金なども立派な運転資金であることを忘れてはいけません。
また養うべき家族がいる、自宅のローンを抱えているのであれば、必要な運転資金はさらに跳ね上がります。

 

独立した事務所を借りる場合のコストについても記事を書いています。
ご興味がある方は下記のリンクからどうぞ。

 

独立事務所での開業資金には最低300万円は欲しい。

 

 

ボディーブローのように効いてくる接待交際費。

私が行政書士になって一番にお金が掛かると思ったのが、接待交際費の存在です。
接待とあってもお客様を接待するだけではなく、同業者との付き合いや様々な研修の後にある懇親会の費用など外部との交際費が本当に馬鹿になりません。

 

支部の役員会や理事会に出席すると必ずと言っていいほどに、食事会や懇親会が開かれます。
研修を受けた後には懇親会で5000円くらいは消えます。
少ない時でも5,000円、多い時は大枚が1枚ばかり吹っ飛びます。

 

それが月に数回あるだけでも3万円から4万円が貴重な運転資金から消えていきます。
お金が掛かるからと同業者との付き合いを完全にストップするのは意外とリスキーです。

 

近隣の同業者はライバルであると同時に協力者です。
時折は仕事の紹介や業務で分からないことがあれば、自転車や徒歩で行ける位置にアドバイスを求めることが出来る相手がいることは開業初期にとっては非常に大切な存在です。

 

 

行政書士になってから、サラリーマン時代よりも外部との付き合いが増えました。


 

絶対にケチってはダメな書籍・資料代といった新聞図書費。

行政書士にとって、絶対に渋ってはいけないのが書籍代です。
仕事をするうえで業務に関係する教科書や専門書は必要不可欠です。

 

専門書は安いものでも3000円くらいで高くなると1冊で20,000円くらいします。
しかも民亊法務に限らず許認可でも頻繁に法改正が行われます。
その都度、新しい書籍が必要になってきます。
私も先日に新しい専門書を3〜4冊買いましたが、これだけで2万円くらい吹っ飛びました。

 

 

入管業務の権威、山脇康嗣弁護士が書かれた。「詳説・入管法の実務」を15,000円で購入したことがあります。
定価が6200円(税別)なのに、絶版でプレミアがついて2.5倍の価格でした。
仕事に必要なら、購入せざるを得ないですね。


 

また無料のメルマガなども意外と捨てたものではありません。
有名な先生が出している事があります。

 

私も色々なメルマガを購読してきました。
(集客や実務のヒントになればよいなと思って)

 

色々見てきて、良かったものを取り上げたページを作成しました。

 

 

行政書士のメルマガで良かったもの

 

 

良かったらこちらの記事もご覧ください。

 

新聞は顧客との世間話をするために必須のツール

あとはお客様との会話を円滑にするために、新聞が欠かせないです。
一般紙に経済紙、建設や自動車などの業界特化型であれば専門紙などの購入費が意外とかかります。

 

一般紙に日経新聞、業界新聞などを月額で購読していると20,000円程度はかかります。
全部を月額購読する必要はありませんが、時折はこれらの新聞に目を通すほうが良いのかなと思います。

 

あと経営者との面談で役に立つのは、商工会議所が発行する新聞ですね。
融資の事や様々な業界に関するニュースが手に入ります。

 

 

月1万円なので、入ってもそこまでダメージが無いかなと思います。
ただ商工会議所から仕事の紹介やセミナー講師は相応の貢献が求められる傾向です。


 

意外と嵩むの交通費・ガソリン代。

行政書士は外出がとても多い職業です。
許認可ですと、許可を取るための役所に各種証明書を取得するためにアッチコッチの役所へと足を運びます。
住民票や登記されていないことの証明書などは郵送でとることもできますが。

 

急ぎの場合は直接に役所へ出向いて、取得することは珍しくありません。

 

また訪問型の行政書士であれば、顧客の事務所や自宅へ向かうための交通費が発生します。
1つの役所やクライアントのもとへ出向くたびに200円から600円くらい片道にかかってしまいます。
これもチリも積もればってやつで意外とダメージが大きいです。

 

広告費

事務所への集客を考えると絶対に欠かせないのが広告費です。
HPを作っても誰も来なければ時間の無駄です。
SEOの知識があって、狙ったキーワードで上位3位くらいに行けるだけの実力があるなら広告費は不要かもです。
また顧客を紹介してくれれる人やクライアントが多数いるのであれば、広告費は不要です。
開業間もない人にそんな人はいないでしょうし、顧客を引っ張ってくれるだけのウェブサイトを自分で作れる人も少ないでしょう。
そんな人が依頼を手に入れるのなら、営業か広告費を使うほかに手はありません。

 

 

最初のころは、当たる広告が分からなくて、手あたり次第に広告や様々なツールにビジネス書を買いあさりました。自分に合った方法が分かるまで広告費はお金をドブに捨てるようなものです。
だけども広告をしなければ、お客様は誰も来ないのが現実です。


 

自宅事務所での交際費・書籍代・交通費・広告費。

これらは自宅事務所であっても、間違いなく大きな負担です。
さらに自分や家族の生活費が必要になってきます。
そう考えると自宅事務所でも損益分岐点(売り上げがコストを超える場所)は決して安くはありません。

 

 

数百円単位のセコイ話ばっかりでしたね。
だけどもチリに積もれば何とやらで、ボディーブローのように事務所の運転資金にジワジワとダメージが来ますので、出費には慎重になってくださいね。
自宅事務所でもお金はかかります。


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